ソロモン諸島地震の津波影響は?オーストラリアは? [自然]
最近南太平洋のソロモン諸島で規模の大きな地震が発生しています。2013年2月にはマグニチュード8.0の地震があったばかりです。
ここにきて2014年4月13日午前7時14分にマグニチュード7.6(震源の深さ29㎞)、同日午後11時36分にマグニチュード7.4(震源の深さ35㎞)と1日に2回も、さらに同4月19日にはマグニチュード7.8(震源の深さ30㎞)とまさに頻発といってよい状況です。
画像引用:トドNEWS
マグニチュード8に近い規模といえば、東日本大震災(マグニチュード9)ほどではありませんが、阪神淡路大震災に匹敵します。 何か地球規模で大きな地殻変動が起きているように思えますが、そもそもなぜソロモン諸島では地震が多発しているのでしょうか。
地震の発生原因はプレートとプレートとのひずみであることはよく知られていますが、ソロモン諸島は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界の島弧帯に位置しています。
その両プレートの影響を受け地震は非常に起こりやすい環境にあるわけです。
といいますか、環太平洋地域は先日のチリ沖の地震、東日本大震災にもみられるように、どこも同じようなリスクを抱えてはいるのです。
環太平洋地帯はユーラシアプレート、オーストラリアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートがせめぎ合っており、また火山活動も活発なため、観測史上における巨大地震はほぼこの地域で起こっているのです。
こうした地震が連鎖的に発生する可能性も指摘されており、警戒が必要です。
こうしたリスクとどう向き合っていくかはよく考えなければならばならない問題ですが、我々日本人にとってどうしても意識せざるを得ないのはこうした大規模地震と津波との関連でしょう。
東日本大震災の経験を踏まえれば当然のことだと思います。
大規模な地震が起きると海底に隆起や沈降などの地形変動が生じます。
海底で急激に地形が変動すると連動して海面も変動します。その変動が大きな波として伝播し津波となります。
津波は海が深いほど早く伝達します。そして水深が浅くなるほど速度は遅くなり、前の波に後から来た波が追いつくため波高がどんどん高くなっていくとのことです。
水深が浅い沿岸に近づくにつれ速度は遅くなるとはいえ、時速40km近くのスピードで襲ってくるため、簡単に避難できるものではありません。
上記の2013年2月の地震では、太平洋津波センターからソロモン諸島やバヌアツ、パプアニューギニアやニューカレドニア、フィジーなどに津波警報が発令されました。
最大の津波は少なくとも1.5m以上の高さで、日本でも北海道から九州にかけての太平洋側沿岸および小笠原諸島に津波注意報が発令されました。小笠原諸島の父島で20cm、八丈島では40cmの津波が観測されました。
今回のソロモン諸島での地震でも津波は発生しており、地震発生直後から津波警戒警報が発令されました。
現地での被害は相当なものがあったと推測されますが、今回はお隣のオーストラリアでは影響はなかったようですし、日本にも影響はありませんでした。
しかし上記の通り、地震そのものの脅威もさることながら津波の恐ろしさについても我々は改めて深く認識しておく必要があるでしょう。
東日本大震災のときのように直接日本付近で発生した地震の場合はもちろんですが、遠い外国で発生した地震についても十分な警戒が必要です。
こうしたときこそ東日本大震災の教訓を活かし、我々の生活を守っていく必要があります。
日本という愛すべき国土で生活する以上、警戒は怠らないようにしましょう。
ここにきて2014年4月13日午前7時14分にマグニチュード7.6(震源の深さ29㎞)、同日午後11時36分にマグニチュード7.4(震源の深さ35㎞)と1日に2回も、さらに同4月19日にはマグニチュード7.8(震源の深さ30㎞)とまさに頻発といってよい状況です。
画像引用:トドNEWS
マグニチュード8に近い規模といえば、東日本大震災(マグニチュード9)ほどではありませんが、阪神淡路大震災に匹敵します。 何か地球規模で大きな地殻変動が起きているように思えますが、そもそもなぜソロモン諸島では地震が多発しているのでしょうか。
なぜソロモン諸島で地震が起きるのか
地震の発生原因はプレートとプレートとのひずみであることはよく知られていますが、ソロモン諸島は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界の島弧帯に位置しています。
その両プレートの影響を受け地震は非常に起こりやすい環境にあるわけです。
といいますか、環太平洋地域は先日のチリ沖の地震、東日本大震災にもみられるように、どこも同じようなリスクを抱えてはいるのです。
環太平洋地帯はユーラシアプレート、オーストラリアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートがせめぎ合っており、また火山活動も活発なため、観測史上における巨大地震はほぼこの地域で起こっているのです。
こうした地震が連鎖的に発生する可能性も指摘されており、警戒が必要です。
こうしたリスクとどう向き合っていくかはよく考えなければならばならない問題ですが、我々日本人にとってどうしても意識せざるを得ないのはこうした大規模地震と津波との関連でしょう。
東日本大震災の経験を踏まえれば当然のことだと思います。
今回のソロモン諸島での地震よる津波の発生は
大規模な地震が起きると海底に隆起や沈降などの地形変動が生じます。
海底で急激に地形が変動すると連動して海面も変動します。その変動が大きな波として伝播し津波となります。
津波は海が深いほど早く伝達します。そして水深が浅くなるほど速度は遅くなり、前の波に後から来た波が追いつくため波高がどんどん高くなっていくとのことです。
水深が浅い沿岸に近づくにつれ速度は遅くなるとはいえ、時速40km近くのスピードで襲ってくるため、簡単に避難できるものではありません。
上記の2013年2月の地震では、太平洋津波センターからソロモン諸島やバヌアツ、パプアニューギニアやニューカレドニア、フィジーなどに津波警報が発令されました。
最大の津波は少なくとも1.5m以上の高さで、日本でも北海道から九州にかけての太平洋側沿岸および小笠原諸島に津波注意報が発令されました。小笠原諸島の父島で20cm、八丈島では40cmの津波が観測されました。
今回のソロモン諸島での地震でも津波は発生しており、地震発生直後から津波警戒警報が発令されました。
現地での被害は相当なものがあったと推測されますが、今回はお隣のオーストラリアでは影響はなかったようですし、日本にも影響はありませんでした。
しかし上記の通り、地震そのものの脅威もさることながら津波の恐ろしさについても我々は改めて深く認識しておく必要があるでしょう。
東日本大震災のときのように直接日本付近で発生した地震の場合はもちろんですが、遠い外国で発生した地震についても十分な警戒が必要です。
こうしたときこそ東日本大震災の教訓を活かし、我々の生活を守っていく必要があります。
日本という愛すべき国土で生活する以上、警戒は怠らないようにしましょう。
タグ:ソロモン諸島 地震 津波